小橋健太引退試合

自分がプロレスに出会ったのは小学校3年生だった。

たまたま本屋で見かけたプロレスの雑誌。
当時は、週刊プロレスと週刊ゴングの2つがあった時代。
思わず購入してしまったが、どっちの雑誌だったかは忘れてしまった。

何故購入したのか？

実は、表紙が血まみれの選手だったからだ。
普通はビックリして買うのを迷ってしまうが、その時に受けたインパクトがありすぎで買ってしまった。

その選手は、全日本プロレス所属だった。


それから、約30年間、プロレスの虜になり、プロレスを観戦して、プロレスで元気を貰い、プロレスを愛した。
プロレスラーになりたいと本気で考えた自分もいた。
それぐらい、熱中していた。

気付けば、ジャイアント馬場の団体である全日本プロレス一筋だった。
その全日本プロレスで、日本のプロレスラーの中でトップに上り詰めた、三沢光晴に憧れた。
大好きだった三沢が亡くなって早3年が経過しようとしている。
思い出したくも無い現実。

そして、その三沢を常に追いかけてきた選手がいた。
その選手は、アマレスの経験も無く、完全な素人だったが、人一倍の練習で立派なプロレスラーになった。

プロレススタイルは、観る者全てを感動させてくれるほど熱い男だった。

小橋健太


小橋が昨日、引退試合を行った。

こんな日が来るのかと思うが、これが現実。
人は年老いていくが、プロレスラーは常に同じファイトスタイルを貫いてくれるものと心酔していた。

しかし、そんな訳は無いと気付く。が、気付きたくない。


昨日の引退試合、日本武道館は満員の17000人。
昔の全日本プロレスなら、毎回集まっていた17000人だが、現在のプロレス業界は厳しい。

でも、小橋のプロレス人生を知っている人なら、誰しもが現地へ行きたい。
自分も行きたかった。

日本武道館には行けなかった。
しかし、札幌でのライブビューイングに行くことが出来た。

映画館でのLive配信。


感無量だった。
現地へ行けば良かったと後悔したが、そんなことを言っても後の祭り。Liveで見れるだけでも幸せ。

色々な人が観たらしい。

野田前首相まで来た。


自分が社会人になってから、プロレスを観る機会が少なくなったと同時に人気が落ちていった。
インターネットの普及等がプロレスに対する批判的な意見を表沙汰にした。

でも、そんなのは関係ない。

人それぞれの感性は違う。

自分は、勇気や元気を貰ったことは紛れも無い事実。

だから、引退する小橋選手には、『ありがとうございました』の一言です。

そして、お疲れ様でした。

NOAHを退団したこの人も来てました。
http://ameblo.jp/hashimakoto/entry-11528677859.html


久しぶりに、満足した。

コメント 1

昨日は深い１日だったね。

久々にプロレスを見た！
by AT-KAZU (2013-05-12 22:45)